エネファーム(家庭用燃料電池)
LPガスを使って「電気」と「熱(お湯)」がつくれる!
エネファームは、LPガスから水素を取り出し、酸素と化学反応させて「電気」と「熱」をつくる家庭用燃料電池です。
エネファームでつくられた「熱」を捨てることなく利用し「お湯」を沸かしエネルギーを無駄なく活用します。
エネファームは地球にもステキ!
エネファームは、電気を「つくる場所」と「つかう場所」が同じだから大切なエネルギーをムダにしません。
従来システム(火力発電所)の発電では、「廃熱ロス」や「送電ロス」があるのでエネルギーの利用効率は40~50%です。
一方、エネファームは電気を「つくる場所」と「つかう場所」が同じなので、エネルギーの利用効率は80~85%にもなります。
また、CO2排出削減にも大きく貢献することができます。
エネファーム(家庭用燃料電池)の仕組み
燃料電池は、水の電気分解の逆反応が原理となっており、水素と酸素から電気と熱を作り出します。水素は単体で自然界に存在しないため、水素を含む物質から取り出す必要があります。現在、様々な燃料から水素を取り出す技術が研究開発されていますが、インフラが整備されかつ分散型でクリーンなLPガスに大きな期待が寄せられています。
燃料電池は、先のガスエンジン式のコジェネレーションとは異なり、原燃料であるLPガスの持っている化学エネルギーを直接電気エネルギーに変えることから、発電効率が高いという特徴があります。
燃料電池は電解質の種類によって4つのタイプに分類されます。商用化されているりん酸形燃料電池の発電効率は約40%、排熱効率約40%、総合効率は約80%と、発電・排熱利用のバランスのとれた発電方式と言えます。
さらに、燃料電池は化学反応による発電のため、エンジン式と比較し、排出ガスの量が少なく、環境性が高いといった特徴を有しております。現在問題となっている窒素酸化物や硫黄酸化物の排出量が極端に少なく、二酸化炭素の排出量においても少ないといった特徴があります。したがって、発電分野だけでなく自動車用としても期待されている技術です。